はじめに
「毎月の保健だより作成に時間がかかって大変…」
「何を書けばいいのかわからない…」
そんなお悩みを持つ産業保健師の方、実はとても多いです。
私自身、毎月の保健だより作成に悩んだ経験があり、試行錯誤の末、効率よく作成しながら読まれる保健だよりを作るコツを見つけました。
今回はそのコツをわかりやすくお伝えします。
保健だよりの目的を再確認しよう
✅ 旬の健康情報を伝える
✅ 生活習慣改善のきっかけづくり
✅ 保健師の顔・存在を知ってもらう
あくまで 職場の健康づくりを進めるツール であることを意識すると内容が絞りやすくなります。
保健だより作成を簡単にするコツ
① テーマは「季節ネタ」+「健康課題」から選ぶ
✅ 1〜2月:感染症予防、乾燥対策、寒さによる血圧管理
✅ 3〜4月:新生活のストレス対策、花粉症
✅ 5〜6月:メンタルヘルス、梅雨の体調管理
✅ 7〜8月:熱中症予防、夏バテ対策 (※近年は暑くなるのが早いため、6月には号外で暑さ対策を出しています!!)
✅ 9〜10月:運動習慣、食生活見直し
✅ 11〜12月:インフルエンザ予防、年末年始の体調管理
このように 季節と絡めるとネタ切れしにくくなります。
② 定型レイアウトを決めておく
✅ タイトル(テーマ)
✅ 簡単なイラスト・写真
✅ メイントピック(300〜400文字程度)
✅ ワンポイント豆知識(例:ストレッチ紹介、健康レシピ)
✅ 保健師からの一言
毎月この流れで作ると迷わなくなり時短になります。
③ CanvaやPowerPointのテンプレを活用
無料で使える【Canva】や【PowerPoint】のテンプレートを活用すると、見やすくおしゃれな紙面が簡単に作れます。
あらかじめ 季節イラストや枠デザインを数パターン用意しておく と毎月差し替えるだけで済み、作業時間が大幅に減らせます。
④ 読まれる工夫を入れる
✅ QRコードをつけて詳細情報へ誘導
✅ 簡単なクイズやチェックリストを入れる
✅ カラーを使い見やすく(モノクロなら枠をつけるだけでも見やすくなる)
「持ち帰りたい」と思ってもらえるように小ネタを入れると読まれやすくなります。
⑤ ChatGTPを活用する
ChatGTPは一人職場の多い保健師には、話し相手になってくれます(笑)
保健だよりをダイレクトに作成してもらい、フォーマットとして活用したり、
保健だよりをChatGTPに作成してもらうための文章を作成してもらったり、活用方法は広がりを見せています。
もちろん、根拠や整合性は自分で必ず確かめることが必要です。
今までの方法にとらわれず、新しいものの活用も行っていきましょう。
保健だより作成のお助けサイト
実際に私がよく参考にさせていただくサイトです。
もちろん丸パクリは厳禁です(笑)
根拠を自分で調べたうえで、会社の傾向や風土に合わせて作成しましょう。
よくある質問:どのくらいの頻度で出せばいい?
理想は【毎月発行】ですが、工数的に厳しい場合は【2ヶ月に1回】でもOK。
大切なのは「定期的に出し続けること」 です。
まとめ
✅ テーマは「季節×健康課題」で決める
✅ 定型レイアウトを作る
✅ Canva・PowerPointのテンプレを活用する
✅ 小ネタ・クイズで読まれる工夫をする
✅ 頻度は無理なく続けられる範囲でOK
これらを意識するだけで、 保健だより作成がぐっと楽になります。
次回予告
次回は、
✅ 「産業保健師の1日のスケジュール」
✅ 「保健師が使っているCanvaテンプレ活用例」
について発信予定です。
おわりに
もし「保健だよりのテーマ例」や「Canvaの使い方サンプル」など具体的に知りたい方は、お気軽にお問い合わせください。
最後までお読みいただきありがとうございました!
コメント