夏に注意したい感染症と発熱対応|人事・労務が押さえるべきポイントとは?
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- はじめに
夏場は熱中症だけでなく、感染症による発熱にも注意が必要です。
「発熱=コロナ」のイメージが強かった時期を経て、現在では多様な感染症が再び広がっています。企業の人事・労務担当者として、どのような備えが必要なのか、わかりやすく解説します。
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- 夏に流行する主な感染症
● 手足口病
乳幼児中心ですが、大人にも感染することがあります。発熱やのどの痛み、発疹が特徴です。
● ヘルパンギーナ
突然の高熱や口内炎が主な症状。子どもがかかる印象が強いですが、社員のご家庭での感染→持ち込みリスクもあります。
● 咽頭結膜熱(プール熱)
高熱や咽頭痛、目の充血が特徴。夏の集団感染として有名です。
● 腸管出血性大腸菌(O157など)
食中毒の一種で、サラダや生ものを介して感染します。腹痛・下痢・発熱がみられます。
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- 感染症による発熱が出たときの初期対応
• 本人に無理をさせず、速やかに帰宅・受診を促す
• 医療機関を受診し、診断がつくまでは出社を控える
• オフィスの消毒・換気の徹底
• 社内共有は「プライバシーに配慮しながら」
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- 人事労務ができる予防と備え
• 社員への情報提供(社内メールや掲示で「流行中の感染症」を周知)
• 夏季の食事・手洗い・マスク等、衛生習慣の見直し
• 子育て中の社員に対しては、柔軟な休暇・リモート勤務の案内も
• 発熱時や体調不良時の報告経路(フロー)の確認・整備
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- おわりに|「無理をさせない」「早めの判断」がカギ
夏は「ただの夏バテ」と思い込んで出社するケースも少なくありません。
一人の発熱から、社内で感染が広がることもあるため、人事・労務が「初動の体制」を整えておくことが重要です。
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✅ 「社内感染対策マニュアル」や「発熱時の対応フロー」をまだ整備していない企業様は、この機会にご準備を!
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