【保存版】産業保健師になるには?資格・スキル・就職方法を徹底解説

保健師向け

はじめに

「産業保健師になりたいけれど、何をすればいいかわからない」
「資格は?スキルは?就職先は?」
そんな疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。

今回は、現役産業保健師の私が 「産業保健師になるまでの流れ、必要な資格、身につけておきたいスキル、就職方法」 をわかりやすく解説します。


産業保健師とは?

産業保健師は 企業で働く従業員の健康管理・健康づくり・職場環境改善を行う専門職 です。

働く人の健康を守り、メンタルヘルス対応、健康診断後のフォロー、職場巡視、ストレスチェック対応などを行います。


産業保健師になるための資格

産業保健師として働くには 保健師免許 が必須です。

求人によっては、看護師免許でも可能な場合もあります。

【取得までの流れ】
1️⃣ 看護師免許を取得(看護師養成校・看護大学卒業後、国家試験合格)
2️⃣ 保健師養成課程を修了(看護大学の保健師課程、または別途保健師学校等で取得)
3️⃣ 保健師国家試験に合格

※大学によっては、選抜(選択)制の課程もあるため、大学4年時の国家試験で、看護師・保健師のダブル受験が現在の最短コースです。

この流れで保健師免許を取得した後、産業保健師として企業に就職します。

ちなみに、保健師の免許を取った方は、申請すると「第一種衛生管理者」の資格が取れます。

持っていると有利な(資格取得勉強でためになった)ものは

第一種衛生管理者

産業カウンセラー

メンタルヘルス検定

健康経営アドバイザー

両立支援コーディネーター

資格取得にはお金がかかるので、勉強して、転職面接の際に勉強して知識があることを伝えられれば十分だと思います!(笑)


どんなスキルが必要?

面談スキル(コミュニケーション力)
従業員との面談で信頼関係を築き、話を引き出す力が重要です。

メンタルヘルスの知識
メンタル不調者対応、ストレスチェック対応などの実務で役立ちます。

健康管理・生活習慣改善の知識
生活指導・保健指導に役立ちます。

文章作成・資料作成スキル
保健だより作成、職場への情報発信、報告書作成などに必要です。

PCスキル(Excel・Word・PowerPoint)
面談記録管理、資料作成、データ集計で使用します。


就職先はどこ?

企業(事業所)
大手企業の専属保健師(社内保健師)として勤務。

健康管理センター(健診機関)
健診後の保健指導、特定保健指導を担当。

産業保健支援機関・EAP事業者
複数の企業に派遣され、産業保健活動を支援。

派遣会社経由の産業保健師派遣
複数事業場を訪問するスタイルで働く方法もあります。


就職活動のポイント

求人サイト・転職エージェントを活用

  • ナース専科
  • PASONA
  • 看護roo!
  • マイナビ看護師
  • 産業保健師に特化した転職エージェント

実習やインターンで経験を積む
保健師課程の実習で産業保健の現場を経験しておくと理解が深まります。

横の繋がりをもつ

産業保健はニッチなコミュニティーです。知り合いから紹介されることも多々あります。様々な研修に参加したり、SNSで繋がることも産業保健への道の一つです。

私は、最初はハローワークで産業保健の求人を見つけて、その道に入りました。

おすすめは、派遣です。なかなか正社員の求人はありません。また、未経験の方が入るのも難しいと思います。そのため、未経験の方は特に、まずは産業保健の分野に入ることを目標にしてみましょう。そこで活躍が認められれば、正社員の道や新たな企業への紹介があります。


産業保健師の魅力

夜勤がない
基本的に土日祝休み
働く人の生活に寄り添える
「働く人を守る」という社会貢献性の高い仕事


まとめ

産業保健師は 「保健師免許を取得した後、企業や支援機関で働く」 ことでなれる仕事です。

看護・保健師の知識だけでなく、 メンタルヘルス・職場環境改善・コミュニケーション力 が活かせる魅力的な仕事です。

「産業保健師を目指したい」「もっと具体的に知りたい」という方は、今後もこのブログで情報発信していくので、ぜひチェックしてください。


おわりに

この記事が「産業保健師になりたい」というあなたの一歩目の参考になれば嬉しいです。

質問や知りたいテーマがあれば、お問い合わせフォームやSNSでお気軽にご連絡ください。

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